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 地図データの作成・編集・保存は「マップエディタ」という画面で行います。シェープファイル、E00ファイル、KMLファイル、点データなどから地図データを取り込んむ場合、マップエディタで行います。
 マップエディタの主な機能としては、次のようなものがあります。


ラインの編集 オブジェクトの編集 点オブジェクトの取り込み
時空間モードでの地図作成 地図ファイルの挿入 投影法・測地系・座標系変換
メッシュオブジェクトの作成


ラインの編集


次のような機能で、オブジェクトを構成するラインを一本ずつ編集できます。

・ラインを構成するポイントの追加・移動
・線種の変更
・周辺の結節点、端点と結合する結節点化
・末端同士をつなげるループ化

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オブジェクトの編集

次のような機能で、オブジェクトを編集します。

・オブジェクト名の設定
・境界線自動設定(代表点を取り囲むようにラインを選択)
・境界線のマニュアル設定
・代表点の移動

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点オブジェクトの取り込み

緯度経度情報を持つ地図ファイルを使用している場合、その上に緯度経度の点データをオブジェクトとして取り込むことができます。

 まず、エクセル上でオブジェクト名・経度・緯度のデータをコピーします。



 次にマップエディタの点オブジェクトの取り込み機能を使って、クリップボードから取り込むよう設定します。




指定した経度・緯度の上に点オブジェクトが作成されます。




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時空間モードでの地図作成

 MANDARAでは地図データに時間情報をいろいろな要素に追加して、任意の時点の地図を表示できるようになっています。こうしたシステムを時空間GIS、時空間情報システムなどと呼びますが、こうした機能を実装しているGISソフトはわずかしかありません。

 付属の地図ファイル「日本市町村緯度経度.mpfz」では、時空間モードで地図データを作成して1960年以降の市町村や海岸線の変化が記録されています。

 下の例では、オブジェクト名に時間を設定しているところです。この設定を行うことで、過去の市町村名を使って地図を呼び出せます。



 


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地図ファイルの挿入

 緯度経度情報を持つ地図ファイルの場合には、「地図ファイルの挿入」機能を使ってどんどん追加していくことができます。下の例では、数値地図25000(空間データ基盤)の地図ファイルの上に、シェープファイルの町丁界ファイルを挿入したものです。このように、異なる種類の地図データから作成した地図ファイルでも、地図ファイルの挿入機能を使えば一つにまとめることができます。


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投影法・測地系・座標系変換

 MANARAのマップエディタでは、平面直角座標系から緯度経度座標系への変換および日本測地系と世界測地系の相互変換を行うことができます。

 また、サンソン図法、メルカトル図法、ミラー図法、エッケルト第4図法、モルワイデ図法など、円筒図法の中のいくつかの投影法に変換することができます。投影法の変換は出力画面でも可能です。



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メッシュオブジェクトの作成

 日本国内の範囲で、緯度経度情報を持つ地図データの場合には、日本の標準地域メッシュ体系に沿ったメッシュオブジェクトを作成することができます。 メッシュオブジェクトといっても、緯度経度で区切られた四角い領域を持つ普通のオブジェクトです。

 作成できるメッシュオブジェクトは、1次、2次、3次、1/2、1/4、1/8、1/10の各メッシュです。 下の図は作成した3次メッシュオブジェクトを示しています。なお、メッシュデータはメッシュデータレイヤを作成することで、マップエディタで作成しなくても表示できます。


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