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背景画像設定

緯度経度の地図ファイルを使用している場合に、背景画像を設定します。出力画面の[表示]>[背景画像設定]または、出力画面右下の背景画像ボタンから入ります。マップエディタの場合は、左上の背景画像ボタンをクリックします。

表示画像

背景に設定できる画像は以下の3種類です。

タイルマップサービス

インターネットで公開されている、Web地図サービス向けの地図タイル画像を取得し、表示します。これらのサービスは変更されることがあります。

タイルマップサービスを表示する際、地図の投影法をメルカトル図法に設定しておくと、ぴったり重なります。

ユーザー設定タイルマップ

MANDARAで設定されている上記タイルマップサービスの他にも、多くのタイルマップサービスがあります。そうしたサービスを設定することができます。

ユーザ画像ファイル

ユーザーの用意した画像ファイルを背景に設定します。使用可能な画像ファイルはpng,jpeg,bmpの3種類です。画像ファイルはまとめて1つのフォルダに入れます。

画像の位置を指定するには次のようにします。
各画像ファイルの緯度経度情報を記述した、次のようなCSVファイル「position.csv」を作成して指定したフォルダに入れておきます。

画像ファイル名西端経度東端経度北端緯度南端緯度
007_003.jpg139.425139.4535.9535.93333
007_004.jpg139.425139.45335.9333333335.91667
007_005.jpg139.425139.4535.9166666735.9
CSVファイル1行目は読み込み時には無視されます。2行目以降は,「画像ファイル名-画像の西端経度-東端経度-北端緯度-南端緯度」の順で設定します。画像ファイル名は任意です。

ワールドファイル付き画像

ワールドファイルとは、画像ファイルと同じファイル名で拡張子に'w'を追加したもの、または'pgw'、'jgw'、'bpw'の拡張子で作成したテキストファイルで、以下の6行で構成されます。

  1. 画像ピクセルが左から右に進む際の1ピクセル当りの座標増減値
  2. 回転行列パラメータ
  3. 回転行列パラメータ
  4. 画像ピクセルが上から下に進む際の1ピクセル当りの座標増減値
  5. 画像左上のX座標(経度)
  6. 画像左上のY座標(緯度)
MANDARAでは、2行目と3行目は無視されます。緯度経度なので、4行目の値は負の値となります。

描画タイミング

背景画像を、データを描画する前に表示するか、データ描画後に表示するか設定します。マップエディタの場合表示されません。

透過度

背景画像の透過度を設定します。

白地透過

背景画像に設定した画像で、白地部分を透過します。描画タイミングデータ描画後に設定した場合に、白地を透過するときれいに重ねられます。

ユーザー設定タイルマップ

ユーザー自身でタイルマップサービスのパラメータを設定し、背景画像で表示できるようにします。背景画像設定画面から入ります。

ユーザー設定タイルマップリスト

複数のタイルマップを設定することができます。追加で新しいタイルマップサービスを追加します。

名称

タイルマップサービスの名称を設定します。これは背景画像設定画面の選択リストに表示される名称になります。

URL

タイルマップサービスのURLをディレクトリまで指定します。たとえば、https://ktgis.net/kjmapw/kjtilemap/tokyo50/2man/のように設定します。

起点

タイルマップサービスの地図タイルの座標の起点の位置を北西または南西から選択します。たとえば地理院地図は北西になります。詳細は各サービスに問い合わせて下さい。

XYZの並び

URLで指定したディレクトリの後ろに、XYZの指定がありますが、その並び方を指定します。指定方法は各サービスに問い合わせて下さい。

ズームレベル

タイルマップサービスで提供される、ズームレベルの最小値と最大値を設定します。範囲は各サービスに問い合わせて下さい。

拡張子

地図タイルのファイルの拡張子を選択して下さい。種類は各サービスに問い合わせて下さい。

凡例URL

地図の凡例がある場合、そのURLを指定します(ただし、現状では機能していません)。

著作権表示

地図領域の左下に表示される著作権表示を設定します。

削除

選択したタイルマップを削除します。

投影法変換

緯度経度座標の地図ファイルを使用している場合、その投影法を設定します。MANDARAで使用している投影法は今のところ円筒図法・擬円筒図法のみです。
マップエディタからは[設定]>[投影法変換]、出力画面からは[オプション]>[投影法変換]から入ります。
設定できる投影法は以下の通りです。

中央経線の設定

それぞれの投影法の中央経線を設定します。メルカトル図法、ミラー図法、正距円筒図法、ランベルト正積円筒図法では、見た目は変わりません。

画像設定

画像は図形モードや記号などで使用します。ここではそれらで使用する画像を取り込むなど管理します。
出力画面の[オプション]>[画像設定]、記号設定から入ります。

画像追加

ファイルからではファイルから画像ファイルを取得します。png、jpeg、gif、bmp、tifの各形式を取得できます。クリップボードからはコピーされた画像を取得します。

透過色の指定

選択されている画像の透過色を指定します。右側のボックスをクリックし、画面中央の画像で透過したい色をクリックして指定します。透過範囲で透過色に幅を持たせることができます。

内部色の指定

選択されている画像の内部色を指定します。右側のボックスをクリックし、画面中央の画像で内部色にしたい色をクリックして指定します。記号モードや階級記号モードの内部色を指定した内部色と差し替えて描画できます。

削除

選択されている画像を削除します。ただし、図形モードや各種記号の設定箇所で使用されている場合は、削除できません。

ポイント・ループ間引き設定

出力画面またはマップエディタから、ラインの座標を間引いたり、小さなループを消去します。

出力画面の場合

[オプション]>[オプション]全般タブから入ります。
出力画面の場合、ラインの元の座標は保持されるので、ポイント間引きやループ間引きの間隔は変更できます。

マップエディタの場合

ライン編集の状態で、[ライン編集]>[ポイント・ループ間引き]から入ります。
マップエディタの場合、ラインの元の座標自体が減ったり、削除されたりします。

ポイント取得間隔

ポイント間の間隔を設定します。変更後も位相構造は保持されますが、位相構造を持たない面データを使用している場合、隣接ライン同士でズレが生じます。初期値は現状でのポイント間距離の中央値です。

ループ取得最小サイズ

指定した値よりも小さな面積のループ(1本のラインからなるもの)がラインごと削除(出力画面の場合は非表示)になります。複数のラインからなるループには影響しません。

オブジェクト名コピー

選択したオブジェクト名をクリップボードにコピーします。マップエディタなど各所で使用します。

検索するオブジェクト名

検索するオブジェクト名またはその一部を入力して検索します。結果は検索結果欄に入ります。

オブジェクトの形状

オブジェクトの形状から検索対象を限定します。

検索結果

検索結果が入ります。コピーしたいオブジェクトを一つまたは複数選択します。

オブジェクトグループ

オブジェクトグループから検索対象を限定します。

時期限定

時期によって検索対象を限定します。

クリップボードにコピー

検索結果欄で選択されているオブジェクト名をコピーします。コピーの内容はオブジェクト名1またはオブジェクト名リスト全体から選ぶことができます。

終了

オブジェクト名コピーを閉じます。

方位設定

出力画面に表示される方位を設定します。地図ファイルのデフォルト設定はマップエディタの[設定]>[方位設定]から、出力画面に表示後は[オプション]>[オプション]から設定します。

方位記号を表示する

方位記号を表示する場合にチェックします。

方位記号の形状

方位記号の種類を選択します。角度を変える場合もここで設定します。

方位文字

東西南北に文字を表示したい場合は、それぞれ設定します。たとえば北ならNのように設定します。

シェープファイル読み込み

GISの一般的なデータ形式であるシェープファイルを読み込みます。設定画面の[ファイル]>[シェープファイル読み込み]、またはマップエディタの[地図データ取得]>[シェープファイル]から入ります。

読み込むシェープファイル

下の追加で追加したシェープファイルの一覧が表示されています。選択したシェープファイルの情報が右側シェープファイル情報に表示されます。

追加

読み込むシェープファイルを追加します。ファイル選択画面では複数のシェープファイルを選択することができます。

取り消し

選択したシェープファイルをリストから取り消します。

全て取り消し

シェープファイルのリストをクリアします。

投影法

緯度経度座標系のシェープファイルで、新規の読み込みの場合の投影法を設定します。緯度経度座標系以外の場合は無視されます。

面形状ファイルを位相構造化する

チェックした場合、面形状のシェープファイルで位相構造化して隣接しているオブジェクト同士が境界線を共有するようにします。これはマップエディタの「ライン編集」>「ラインの共有部分を別ラインに」と同じ機能です。なお、処理に時間がかかるので、大きなシェープファイルの場合は注意してください。

シェープファイル情報

読み込むシェープファイルで選択しているシェープファイルの情報が表示されています。

関連ファイル

シェープファイルの関連ファイルの有無が表示されています。
shxファイルが無い場合は読み込めません。
dbfファイルは属性データの情報が入ったファイルです。
prjファイルがありの場合は、下の座標系測地系の設定は不要です。

文字コード

dbfファイルの属性データで使われている文字コードを指定します。

全ファイル共通

文字コード・座標系・測地系の設定を左で設定したすべてのシェープファイルに適用します。ただし座標系と測地系については、prjファイルで定義されている場合は変更されません。

座標系

prjファイルが無い場合、データの座標系を指定します。平面直角座標系の場合は系番号も指定します。
その他の場合は、シェープファイルの座標値がそのまま使用されます。

測地系

シェープファイルの測地系を指定します。

次の座標系の組み合わせは読み込めません


合成オブジェクト一覧

時系列集計機能で作成された合成オブジェクトの一覧を表示するとともに、合成オブジェクトの名称を変更します。設定画面の[分析]>[時系列集計]>[合成オブジェクト一覧]、または出力画面で合成オブジェクトを右クリックし、[構成を見る]から入ります。

時系列集計レイヤ

時系列集計機能で作成されたレイヤが表示されているので、選択します。

レイヤ内の合成オブジェクト

選択されたレイヤ内の合成オブジェクト一覧が表示されているので、選択します。

合成オブジェクトの名称

選択された合成オブジェクトの名称が表示されており、変更が可能です。

含まれるオブジェクト

選択された合成オブジェクトを構成しているオブジェクトの一覧が表示されています。変更はできません。

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