MANDARAについて
目次
開発史
1993年
大学学部生の頃、T先生やN先生の要望で92年冬頃に作り始める。プログラムはN-88BASICとアセンブリ言語で書かれていた。PC-98専用のDOS版。
最初の頃は地図データの座標を方眼紙から読みとって入力していた。手で入力した日本地図は現在でも使われている。
その後画像処理の勉強をして、イメージスキャナから読みとってベクトル変換する方式に発展。
実はラスタデータを処理するMANDARA-MESHと、ボーリング柱状図を表示するためのMANDARA-BOREというのも存在した。
1996年
ウィンドウズ95が幅を利かせるようになったため、Windows版をVisual Basic4.0を使って作成した。Windowsの勉強から始めたので、このバージョンアップには多大な労力を費やした。
98年頃、Visual Basic5.0を使ったプログラムに書きかえる。意外と変更点が多く、苦労した。
1999年 Ver.4
ウィンドウズ98対応版。Visual Basic6.0にプログラムを移行した。
2001年 Ver.4.61
属性データ編集機能を追加した。
2002年 Ver.5
地図データの構造を時間データを付与した時空間構造にした。
2003年 Ver.5.19
シェープファイルを読み込んで地図データにできるようにした。
2007年 Ver.8
緯度経度情報に対応。完全無償化
2008年 Ver.9
集成オブジェクトに対応。地図ファイルに初期属性を追加できるようにした。
2009年 Ver9.10
背景画像に「ウォッちず」「オルソ化空中写真」「今昔マップ2」の画像を設定できるようにした。
2010年 Ver9.20
等高線データの高速取得。
2016年 MANDARA10試作版
3年以上の時間をかけ、Visual Basic 2013に書きかえたMANDARA10試作版を公開。
2018年 MANDARA10正式版
試作版のテストを経てMANDARA10正式版を公開。
対応OS/環境
MANDARA10は以下の環境で動作します。
- Microsoft Windows 7/8/8.1/10
- .NET Framework4.5以上
Ver9までとの互換性
MANDARA10で作成した地図ファイル(mpfz,mpfx)および属性データファイル(mdrz,mdrmz)は、MANDARA9以前で開くことはできません。
MANDARA9以前で作成したデータとの互換性は以下のようになっています。
地図ファイル
地図ファイル(拡張子mpf)はおおむね2005年以降に作成されたものであれば読み込めます。読み込めない場合は、MANDARA9.45のマップエディタで読み込み、上書き保存して下さい。
属性データファイル
属性データファイル(拡張子mdr,mdrm)は、おおむね2011年に作成されたものであれば読み込めます。読み込めない場合は、MANDARA9.45で読み込み、上書き保存して下さい。
MANDARAタグ
MANDARAタグにもいくつか変更があるので、従来のままでは読み込めないケースもあります。また、新設のタグもあります。タグの変更点は
Ver9以前からのタグ変更をご覧下さい。
インストール
インストールファイルは、MANDARAホームページに置いてあります。
どちらの場合も、起動後に[ドキュメント]フォルダ内にMANDARA10フォルダが作成されます。MANDARA10フォルダのMAPフォルダには、地図ファイルが入っています。SAMPLEフォルダには、サンプルの属性データが入っています。
更新
MANDARA10を最新のバージョンに更新したい場合、起動画面のバージョン情報からバージョン情報画面に入り、最新バージョンチェックを行います。
最新バージョンでない場合、インターネットを通じて最新版に更新できます。その際、現在実行中のMANDARAは終了する必要があります。
アンインストール
インストーラ版を使ってインストールした場合は、アンインストールするにはWindowsのコントロールパネルのプログラムと機能から行います。
[ドキュメント]フォルダには、MANDARA10フォルダが作成されていますが、このフォルダはアンインストールしても削除されないので、手動で削除して下さい。
サポート
操作方法等のご質問、エラーの報告、感想等は、ホームページの掲示板で受け付けています。
最新の情報については、下記 URLに掲載されています。
著作権など
MANDARAの基本的な著作権は谷謙二に属します。
このプログラムを運用して、なんらかの損害をユーザーが負っても、作者はそれに関する責任を一切負いません。
雑誌やWebサイトへの転載、再配布、雑誌、ムック等への掲載を許可します。特段の連絡は不要です。
MANDARAで描いた地図の利用について
MANDARAで描いた地図については、学術利用、商業利用などどのような目的に使用していただいても構いません。使用の際の連絡は不要です。また、文中等でMANDARAを使用した旨記述する必要はありません。
プログラム作成上のお礼
日本測地系と世界測地系との変換および、平面直角座標系から緯度経度座標系への変換機能では、国土地理院のTKY2JGDのソースコードの一部を使用しています。
「このプログラムは、国土地理院長の承認を得て、同院の技術資料H・1-No.2「測地成果2000のための座標変換ソフトウェアTKY2JGD」を利用し作成したものである。(承認番号 国地企調第174号 平成18年8月22日)」