マップエディタ

目次


地図データの構造

MANDARAでは、日本地図、世界地図など基本的な地図データは最初から地図ファイル(拡張子mpfz,mpfx)として提供されていますが、独自の地図データや、他の地図データから取り込んで作成したい場合は、マップエディタで独自の地図データを作ることができます。

地図データの要素として、オブジェクトが基本となります。オブジェクトは、地表のユーザの関心のある地物を点・線・面のいずれかの形状に分類して、独立したものとして認識できるものです。

オブジェクトは、オブジェクトグループという、オブジェクトの種類ごとのまとまりに所属しいおり、たとえば市町村や鉄道路線といったオブジェクトグループが設定できます。MANDARAでは、一つの地図ファイルの中に、複数の異なる形状のオブジェクトグループを設定することができます。

点形状オブジェクトの場合は、その代表点の座標のみが空間情報となります。

一方、線形状・面形状オブジェクトの場合は、代表点の座標に加え、構成するラインが必要になります。面形状オブジェクトの場合は、閉じたラインである必要がありますが、MANDARAは複数のラインを合わせて一つのオブジェクトを構成できます。

ラインは、複数の点から構成されており、一つのラインは、複数のオブジェクトで共有することができます。一つのラインは、線種というまとまりに属しています。たとえば、海岸線や県境などが線種になり得ます。

マップエディタのライン編集では、個々のラインの形状を変更したり、ラインを追加したりすることができます。

オフジェクト編集では、代表点の位置を設定したり、線・面形状の場合は使用するラインを選択したりします。また、空間要素でない初期属性のデータ値を設定します。

MANDARAでは、設定画面に読み込んで様々なデータを地図化するために、オブジェクトとユーザの持つデータを結合するキーとして、オブジェクトごとに固有のオブジェクト名を設定します。

マップエディタでは、一から地図データを作るのではなく、シェープファイルや、KMLファイル、標高データ、緯度経度の点データなど外部のデータを取り込んで、独自の地図データとすることができます。

さらに複雑な地図データの時間的な変化を正確に表現するために、時空間モードが用意されており、さまざまな要素に時間情報をつけることで、任意の時期の地図を表示できるようになっています。

また、オブジェクトの表現として、階層的なオブジェクトの構成を表現する方法として集成オブジェクトという概念も用意されています。

時空間モード

MANDARAではオブジェクトの有効期間を設定することで、同一のオブジェクト名でも時期によって使い分けることができ、空間情報の時間変化を正確に表現できます
MANDARA10では、さらに初期属性に時間情報を設定し、オブジェクトの時間変化を全面的に表現できるようになりました。

このような時間の情報を設定するには、マップエディタの[編集]>[時空間モード]にチェックします。

時間が設定できる要素には、以下のものがあります。


複数のオブジェクトが合併したり、一つのオブジェクトに編入されるケースでは、オブジェクト編集の複数選択にし、結合を実行すると時空間モードで複数オブジェクト結合をする画面になり、簡単に設定することができます。

※時空間モードで作成した地図ファイルは、時間属性を全て削除しない限り、時空間モードから抜けることはできません。

集成オブジェクト

通常、オブジェクトは、点形状であれば代表点の位置、線または面形状であれば構成するラインを使って形状を構成します。

しかし、オブジェクトの種類によっては、空間的に階層関係を持つ場合があります。たとえば、行政領域の場合は次のような関係があります。

県-市町村
 -政令指定都市-区

市町村は、必ず一つの県の構成要素となります。また、区は政令指定都市の構成要素となり、政令指定都市は県の構成要素となります。

これらのオブジェクトを含む地図データを作成する場合、県オブジェクトは、県境のラインを参照して領域を構成する方法だけでなく、市町村と政令指定都市を参照して、それらを集成(aggregation)することで領域を構成することができます。

政令指定都市と区の領域の関係も同一になります。

このように、オブジェクトの集合として定義されるオブジェクトを集成オブジェクトと呼びます。

集成オブジェクトの利点としては、以下のような点があげられ、特に時間変化に対応する場合に有効です。


集成オブジェクトを作成するには、マップエディタの[設定]>[オブジェクトグループ設定]で、集成オブジェクトグループを作成します。

マップエディタの画面構成

マップエディタでは、MANDARAで使用する地図ファイルの作成および編集を行います。
メニュー
ツールボックス
編集モードの選択などを行います。
編集対象選択パネル

編集対象となるオブジェクトやラインを条件を決めて選択します。
編集画面

オブジェクトやラインをマウス操作で編集します。
編集パネル

編集モードに応じた編集パネルが表示されます。

ツールボックス

全体表示

地図領域全体を表示します。

背景画像

背景画像を表示します。背景画像をなぞってラインを編集したりすることができます。

オブジェクト名

オブジェクト名を表示します。表示するオブジェクトの数が、[設定]>[オプション]オブジェクト名・初期属性の画面中の最大表示数を超える場合は表示されません。

ライン端点

ラインの端点に赤い印をつける場合にチェックします。

オブジェクト編集モード

オブジェクトを編集するオブジェクト編集モードに入ります。

ライン編集モード

ラインを編集するライン編集モードに入ります。

複数選択モード

オブジェクト編集/ライン編集それぞれの複数選択モードに入ります。

編集対象選択パネル

マップエディタで、編集対象とナルオブジェクトやラインを決めて選択します。

編集対象からはずれた場合も表示する

編集対象でないオブジェクトやラインも、薄い色で表示する場合にチェックします。

時期限定

時空間モードの場合に表示されます。措定した時期に存在するオブジェクトを編集対象にする場合にチェックします。ラインも合わせるにチェックすると、指定の時期にオブジェクトに使用されているラインのみが編集対象になります。

オブジェクト

オブジェクトグループ

オブジェクトグループごとに編集対象を設定します。

オブジェクトのタイプ

集成オブジェクトが使われている場合に表示されます。通常のオブジェクトと、集成オブジェクトで編集対象を切り替えます。

オブジェクトの形状

オブジェクトの形状ごとに編集対象を設定します。

ライン

線種

線種ごとに編集対象を設定します。


複数オブジェクト編集パネル

複数のオブジェクトを選択し、処理を行います。

オブジェクト選択方法

クリック選択

オブジェクトを1つずつマウスで選択します。選択したオブジェクトをクリックすると解除されます。

四角形選択

四角の領域に代表点が含まれるオブジェトを選択します。領域の指定は、まず1つの頂点をクリックし、対角となる点をクリックします。

円形選択

円形の領域に代表点が含まれるオブジェトを選択します。領域の指定は、まず円の中心をクリックし、必要な半径の地点でクリックします。

多角形選択

多角形の領域に代表点が含まれるオブジェトを選択します。領域の指定は、多角形の頂点をクリックしていき、最後にダブルクリックします。

他の選択方法

  • すべて選択
    編集対象のオブジェクトをすべて選択します。
  • 選択/非選択交換
    現在選択中のオブジェクトの選択を解除し、非選択のオブジェクトを選択状態にします。
  • 外側オブジェクト選択
    面形状オブジェクトを選択している状態で、その外側のオブジェクトを選択します。同じラインを共有しているオブジェクトは選択されません。
  • 内側オブジェクト選択
    面形状オブジェクトを選択している状態で、その内側のオブジェクトを選択します。代表点が外側でも、同じラインを共有しているオブジェクトも選択されます。

選択解除

選択を解除します。

処理

  • オブジェクト名検索
    オブジェクト名からオブジェクトを検索して選択します。
  • 結合
    選択したオブジェクトを結合し、1つの新しいオブジェクトを作成します。選択したそれぞれのオブジェクトはそのまま残り、結合後のオブジェクトの編集モードになります。時空間モードの場合は、合併・編入の処理を行います。
  • 境界線自動設定
    選択したオブジェクトの境界線を自動設定します。時空間モードでは使用できません。
  • 代表点を重心に
    面オブジェクトを選択している場合に、選択したオブジェクトの代表点を重心に設定します。時空間モードでは使用できません。
  • オブジェクトグループ変更
    選択したオブジェクトのオブジェクトグループを変更します。集成オブジェクトと通常のオブジェクトでは変更できません。
  • 削除
    選択したオブジェクトを削除します。
  • 使用ラインごと削除
    選択したオブジェクトを削除します。同時に、当該オブジェクトが使用しているラインが、他のオブジェクトに共有されていない場合は、当該ラインを削除します。
    集成オブジェクトの場合は、選択した集成オブジェクトを削除し、同時に集成オブジェクトを構成するオブジェクトを削除します。
  • 外側オブジェクト削除
    面形状オブジェクトが選択されている場合、当該のした面形状オブジェクトの外側に位置する編集対象オブジェクトを削除します。
  • メッシュオブジェクト作成
    選択した面オブジェクトの内部に、各種メッシュオブジェクトを作成します。おな、マップエディタでメッシュオブジェクトを作成しない場合でも、属性データの設定でレイヤのタイプをメッシュに指定することでも、メッシュデータを地図化できます。
  • 使用ライン線種変更
    選択したオブジェクトが使用しているラインの線種を線種ごとに変更します。
  • 集成オブジェクトを構成
    選択したオブジェクトを集成オブジェクトの構成要素に設定します。集成オブジェクトのオブジェクトグループが存在しない場合はできません。
  • 選択オブジェクト名表示
    選択したオブジェクトのオブジェクト名を表示します。
  • 初期属性入力
    選択したオブジェクトについて初期属性を入力します。同一のオブジェクトグループが選択されている必要があります。

実行

選択した処理を実行します。

終了

複数オブジェクト編集モードから、通常のオブジェクト編集モードに戻ります。

メッシュオブジェクト作成

選択した面オブジェクトの内部に、各種メッシュオブジェクトを作成します。複数オフジェクト選択モードのパネルから実行します。
おな、マップエディタでメッシュオブジェクトを作成しない場合でも、属性データの設定でレイヤのタイプをメッシュに指定することでも、メッシュデータを地図化できます。

メッシュの種類

作成するメッシュオブジェクトの種類を設定します。メッシュの種類についてはこちらを参照して下さい。

作成方法

  • 編集対象の面オブジェクトの内部に作成
    選択した面オブジェクトの内部に指定のメッシュオブジェクトを作成します。
  • 編集対象の領域全体に作成
    選択したオブジェクトの外接四角形の領域にメッシュオブジェクトを作成します。
  • クリップボードのデータから作成
    すでに表示したいメッシュオブジェクトのリストが存在する場合に、メッシュコードをコピーしてここで読み込ませると、該当するメッシュオブジェクトが作成されます。

オブジェクトの形状

  • 面形状(位相構造)
    メッシュを区切る四隅の線が別々に作成され、隣接メッシュと共有されます。
  • 面形状(位相構造なし)
    メッシュと周辺のラインは一体化され、隣接メッシュと共有されません。
  • 点形状
    メッシュの境界ラインは生成されず、中心の代表点だけの点オブジェクトが作成されます。

オブジェクトの使用線種変更

選択したオブジェクトが使用しているラインの線種を線種ごとに変更します。複数オフジェクト選択モードのパネルから実行します。

リスト

左側に、選択したオブジェクトの使用するラインの線種が表示されているので、右側のコンボボックスからそれぞれに対応する新しい線種を設定します。

共有ラインの線種も変更

選択したオブジェクト同士で共有しているラインの線種も変更する場合にチェックします。

時空間モードでオブジェクト結合

時空間モードのオブジェクト編集で複数選択し、結合を選択するとこの画面になります。時空間モードでは、単純に結合するのではなく、編入あるいは新設に分かれます。

結合形態

新設

複数選択したオブジェクトを一つの新しいオブジェクトを新設して結合します。結合前のオブジェクトは次で設定する結合時期で終了時期が設定され、同時に終了時期の翌日が継承時期とされ、継承先は新しいオブジェクトとなります。

編入

複数選択したオブジェクトのうち一つを編入先にし、他のオブジェクトを編入します。吸収されるオブジェクトは次で設定する結合時期で終了時期が設定され、同時に終了時期の翌日が継承時期とされ、継承先は編入先のオブジェクトとなります。

結合時期

結合する時期を指定します。編入の場合および新設でも選択したオブジェクトのラインに時間設定がある場合は、必ず指定しなければなりません。

結合後のオブジェクト名

変更しない

結合形態が編入の場合に表示されます。編入後にオブジェクト名が変わらない場合にチェックします。

新設オブジェクトの代表点オブジェクトと同じ

結合形態が新設の場合に表示されます。新設オブジェクトの代表点で選択したオブジェクト名に設定します。

結合元オブジェクトの処理

結合時期の前日に終了させる

元のオブジェクト名の設定期間を結合時期の前日に終了させます。ただし、編入の場合で編入先オブジェクトに指定してあるオブジェクトは終了しません。

結合後オブジェクトに継承させる

終了設定したオブジェクトに対し、結合後オブジェクトに継承設定を行う場合にチェックします。

新設オブジェクトの代表点/編入オブジェクト

新設の場合は新設オブジェクトの代表点となるオブジェクトを指定します。編入の場合は編入先となるオブジェクトを設定します。

結合後

設定された条件でオブジェクトが結合され、結合後のオブジェクトの編集画面になります。確定する場合は、そこで登録する必要があります。

集成オブジェクトに設定

選択したオブジェクトを集成オブジェクトの構成要素に設定します。複数オフジェクト選択モードのパネルから実行します。

上位オブジェクトグループ

現在選択中のオブジェクトを構成要素とすることが可能な集成オブジェクトグループが表示されているので、選択します。

オブジェクト

  • 既存オブジェクトに追加
    既存の集成オブジェクトに追加する場合、オブジェクトを選択します。
  • 新規オブジェクト
    選択したオブジェクトで新しい集成オブジェクトを作る場合に選択します。オブジェクト名は実行後のオブジェクト編集画面で設定します。

設定後

OKすると、当該集成オブジェクトの編集モードになります。

複数ライン編集パネル

複数のラインを選択し、処理を行います。

ライン選択方法

クリック選択

ラインを1つずつマウスで選択します。選択したラインをクリックすると解除されます。

四角形選択

四角の領域にかかるラインを選択します。領域の指定は、まず1つの頂点をクリックし、対角となる点をクリックします。

円形選択

円形の領域にかかるラインを選択します。領域の指定は、まず円の中心をクリックし、必要な半径の地点でクリックします。

多角形選択

多角形の領域にかかるラインを選択します。領域の指定は、多角形の頂点をクリックしていき、最後にダブルクリックします。

他の選択方法

  • すべて選択
    編集対象のラインをすべて選択します。
  • 選択/非選択交換
    現在選択中のラインの選択を解除し、非選択のラインを選択状態にします。

選択解除

選択を解除します。

処理

  • 線種設定
    選択したラインにまとめて線種設定を行います。非時空間モードの場合は選択ラインの線種変更、時空間モードの場合はラインの線種と期間設定画面になります。
  • 分割&結節点
    ラインの端点を、最寄りの別のラインに結節点を作って結合します。その際結合された側のラインは二つに分割されます。
  • ラインを交点で切断
    選択したライン同士で交差するかどうかをチェックし、交差する場合は交点で両ラインを切断・分割します。
  • ラインの共有部分を別ラインに
    選択したラインの異なるライン同士で、かつ同じ座標を持つ部分がある場合に、その部分を共有ラインとして抽出します。位相構造をもたないシェープファイルの面オブジェクトを位相構造化します。
  • ライン結合
    選択したラインで、端点が同じラインで結合可能なラインを結合して1つのラインにまとめます。結合可能とは、端点が同じ2つのラインで、両ラインを参照して使用するラインが同一であり、その使用期間が同じ場合です。
  • 端点結合
    選択したラインで、非結節点のラインの末端同士が近い場合に結合します。ただし、ライン結合とは違い、ラインは別々のままです。選択後に、結合する隙間のしきい値を%で設定します(0以上1%以下)。
  • ポイント・ループ間引き
    選択したラインについて、ポイントを間引いたり、小ループを削除したりします。
  • 座標表示
    選択したラインの座標を表示します。
  • 削除
    選択したラインを削除します。

選択ラインの線種変更

選択したラインにまとめて線種設定を行います。複数ライン選択モードのパネルから実行します。

現在の線種

選択されているラインの線種が表示されています。

変更後の線種

現在の線種それぞれの変更後の線種を設定します。

ラインの線種と期間設定

時空間モード地図の場合に、選択したラインに線種設定と期間設定を行います。ライン編集モードの線種・有効期間設定または複数ライン選択モードのパネルから実行します。複数ライン選択モードの場合は選択したラインにまとめて設定します。

設定一覧

線種と期間設定の一覧が表示されています。

期間参照

ライン編集モードの場合に表示されます。選択したラインおよびそこに接続するラインで期間が設定されている場合に表示されます。選択して設定するをクリックすると時期設定に設定されます。

線種設定

設定する線種を指定します。

時期設定

開始時期・終了時期を設定します。

期間追加

新しい期間を追加します。

削除

設定一覧で選択している項目を削除します。

オブジェクト編集パネル

オブジェクト名

オブジェクト名を設定します。オブジェクト名リストを変更する場合は、[オブジェクト編集]>[オブジェクト名編集]から行います。

オブジェクトグループ

オブジェクトのオブジェクトグループを設定します。

境界線自動設定

面形状オブジェクトに指定してある場合に使用でき、代表点を囲むようにラインを設定します。

代表点を重心に

面形状オブジェクトに指定してある場合に使用でき、代表点を重心に設定します。複数の面領域からなるオブジェクトの場合、最も大きい面領域の重心に設定されます。また、オブジェクトの形状により、重心が内部に入らない場合があります。その場合は、重心のY座標と同じで、X座標がオブジェクト内部に入る地点が代表点に設定されます。

登録

オブジェクトを登録します。

キャンセル

オブジェクトの編集を中止します。

削除

編集中のオブジェクトを削除します。

初期属性

オブジェクトのオブジェクトグループに初期属性が設定してある場合に表示されます。直接入力してデータ値を設定することができます。

時空間モードオブジェクト編集パネル

オブジェクト名

オブジェクト名とその期間設定が表示されています。

オブジェクト名期間設定

オブジェクト名の編集と期間設定を行います。

オブジェクトグループ

オブジェクトのオブジェクトグループを設定します。

代表点期間設定

代表点の期間設定を行います。

継承設定

オブジェクトの継承先を設定します。

時間変化

オブジェクトの時間変化を表示します。

削除

編集中のオブジェクトを削除します。

登録

オブジェクトを登録します。

キャンセル

オブジェクトの編集を中止します。

初期属性

オブジェクトのオブジェクトグループに初期属性が設定してある場合に表示されます。クリックしてデータ値を設定することができます。

オブジェクト名の有効期間設定

時空間モードのオブジェクト名の編集と期間設定を行います。時空間モードオブジェクト編集パネルから入ります。

設定一覧

設定されたオブジェクト名と有効期間の一覧が表示され、編集したい項目を選択します。

オブジェクト名

オブジェクト名リストごとにオブジェクト名を設定します。

名称コピー

一つ前の時期の名称をコピーして設定します。

削除

選択している設定項目を削除します。

時期設定

オブジェクト名の開始時期と終了時期を設定します。

期間追加

新しいオブジェクト名の期間設定を追加します。

代表点期間設定

時空間モードのオブジェクトの代表点の期間設定を行います。時空間モードオブジェクト編集パネルから入ります。
代表点は、出力画面の記号の表示位置になるほか、点オブジェクトではオブジェクトそのものになります。

設定一覧

設定されている代表点の一覧が表示されます。複数存在する場合、【】内の数字がマップエディタ上に表示されます。

時期設定

代表点の期間を設定します。

期間追加

代表点の期間を追加します。マップエディタの地図上では、既存の代表点に重なっています。この画面でOKしてから、ドラッグして適切な位置に移動します。

削除

選択中の代表点を削除します。

オブジェクトの継承先の設定

時空間モードのオブジェクトの継承先を設定します。時空間モードオブジェクト編集パネルから入ります。
オブジェクトが終了したり、オブジェクトの一部が分離したような場合に、当該オブジェクトに継承設定を行います。
オブジェクトの継承先の設定情報は、時系列集計機能で使用されます。

時期参照

選択したオブジェクトに設定してある時間情報が表示されています。継承設定の時間に設定したい場合は、設定するをクリックします。

オブジェクト参照

選択したオブジェクトとラインを共有する等、関連の考えられるオブジェクトが表示されています。継承先のオブジェクトに設定したい場合は、設定するをクリックします。

設定一覧

継承先の設定の一覧が表示されています。

継承先オブジェクト

オブジェクト設定からオブジェクトを選択して、継承先のオブジェクトを設定します。

時期

継承先の式を指定します。

継承先追加

継承先の設定を追加します。

継承先削除

選択中の継承先の設定を削除します。

使用ラインの期間設定

時空間モードで、オブジェクトが当該ラインを構成要素として使用する期間を設定します。時空間モードのオブジェクト編集モードで、使用ラインをクリックすることで入ります。

オブジェクトの編入時期参照

当該オブジェクトに編入されたオブジェクト(当該オブジェクトを継承先に設定してあるオブジェクト)がある場合、その編入時期が表示されています。期間設定に設定したい場合は、設定するをクリックします。

ラインの有効期間参照

選択したラインの有効期間設定が表示されています。期間設定に設定したい場合は、設定するをクリックします。

他のラインでの使用期間参照

当該オブジェクトが使用する他のラインでの使用期間の設定が表示されています。期間設定に設定したい場合は、設定するをクリックします。

設定一覧

ラインの使用期間一覧が表示されています。

期間設定

ラインの使用期間を設定します。

期間追加

使用期間を追加します。

削除

選択中の使用期間設定を削除します。

構成オブジェクトの構成期間設定

時空間モードで、集成オブジェクトを編集している際に、選択オブジェクトを構成要素する構成期間を設定します。時空間モードのオブジェクト編集モードで、構成オブジェクトをクリックすることで入ります。

オブジェクト名の有効期間参照

選択したオブジェクトのオブジェクト名の有効期間が表示されています。期間設定に設定したい場合は、設定するをクリックします。

他構成オブジェクトの構成期間参照

当該オブジェクトを構成する他のオブジェクトの構成期間が表示されています。期間設定に設定したい場合は、設定するをクリックします。

設定一覧

択オブジェクトの構成期間の一覧が表示されています。

期間設定

選択オブジェクトの構成期間を設定します。

期間追加

構成期間を追加します。

削除

選択中の構成期間設定を削除します。

ライン編集パネル

線種

線種を設定します。非時空間モードの場合に表示されます。

線種・有効期間設定

ラインの線種と時間設定を行います。時空間モードの場合に表示されます。

分割&結節点

編集中のラインの端点を、最寄りの別のラインに結節点を作って結合します。その際結合された側のラインは二つに分割されます。新しくラインを作成した場合などに使用します。

結節点化

両端部を最も近い結節点に移動します。

座標表示

編集中のラインの座標を表示します。

削除

編集中のラインを削除します。

登録

ラインを登録します。

キャンセル

ラインの編集を中止します。

マップエディタのメニュー

ファイルメニュー

新規作成

現在の地図データを破棄して、新しく地図データを作成します。

地図ファイルを開く

現在の地図データを破棄して、既存の地図ファイルを読み込みます。読み込めるファイルは、圧縮地図ファイル(拡張子mpfz)、非圧縮地図ファイル(mpfx)、旧地図ファイル(mpf)となります。

地図ファイル保存/名前をつけて地図ファイル保存

現在の地図データをMANDARA用地図ファイルとして保存します。保存形式は圧縮地図ファイル(拡張子mpfz)、非圧縮地図ファイル(mpfx)で、旧地図ファイル(mpf)では保存ではません。

地図ファイルを保存して白地図・初期属性データ表示

現在の地図データをMANDARA用地図ファイルとして保存し、そのまま白地図・初期属性データ表示 に移行します。

最近使ったファイル

最近使った地図ファイルを読み込みます。

MANDARA JS用地図ファイルに出力

現在の地図データをMANDARA JS用地図ファイル(拡張子mpfj)として保存します。保存した地図ファイルは、マップエディタからは開けません。

地図ファイルのプロパティ

地図ファイルのプロパティを表示します。

地図ファイルの挿入

現在の地図ファイルに、別の地図ファイルを挿入します。挿入できない地図ファイルの条件としては、 があります。
これら以外では、測地系や座標系、投影法が異なっていても挿入可能で、現在の地図ファイルの座標系・測地系・投影法に統一されます。

読み込み時に、1つの地図ファイルを選択した場合は「挿入するオブジェクト名・オブジェクトグループ名・線種名にヘッダを付ける場合は設定して下さい。」と聞いてきます。
デフォルト表示されているのは地図ファイルの名称で、適宜変更可能です。ヘッダをつける場合はOKつけない場合はキャンセルをクリックします。
複数の地図ファイルを選択した場合は「オブジェクト名のヘッダに地図ファイル名をつけますか?」と聞いてくるので、選択してください。
この設定は、挿入により同一のオブジェクト名ができる可能性がある場合に行って下さい。

シェープファイル出力

現在の地図ファイルをオブジェクトグループごとにシェープファイルに出力します。

マップエディタの終了

マップエディタを終了して、設定画面に戻ります。現在の地図データ破棄されます。

編集

元に戻す

一つ前の操作を取り消します。

画像のコピー

現在のマップエディタの地図を画像としてコピーします。

オブジェクト編集/ライン編集

編集モードをオブジェクト編集/ライン編集間で切り替えます。

時空間モード

時間情報を設定できる、時空間モードの編集にします。逆に、時空間モードの地図データから、非時空間モードにする場合は、ラインおよびオブジェクト名,オブジェクトの使用するライン,オブジェクトの初期属性データすべてに時間設定がなされていない状態でないと、非時空間モードにできません。

オブジェクト編集メニュー

オブジェクト編集モードの場合に有効なメニューです。

オブジェクト名検索

オブジェクト名から、編集対象を選択します。複数のオブジェクトをしたいした場合は、複数オブジェクト編集モードになります。

オブジェクト番号検索

オブジェクト番号からオブジェクトを検索します。オブジェクト番号はオブジェクトの登録された順番につけられ、ユーザは変更できません。

オブジェクト名編集

オブジェクト名およびオブジェクト名リストを一括で編集します。非時空間モードの場合はオブジェクト名編集、時空間モードの場合は時間オブジェクト名編集画面になります。

オブジェクト名置換

オブジェクト名を検索し、選択して置換します。

オブジェクト名一括変換

オブジェクト名を対応させて一括で変換します。

オブジェクト名のクリック割り当て

リストから選択しながら、画面上のオブジェクトをクリックしてオブジェクト名を設定します。

オブジェクト名のコピー

現在の地図データのオブジェクト名を選択してクリップボードにコピーします。

同一オブジェクト名のオブジェクトを結合

同一のオブジェクト名を持つオブジェクト同士を結合します。オブジェクト名に時間設定してあるオブジェクトや、異なるオブジェクトグループ同士は同一名称であっても結合されません。
オブジェクト名リストが複数ある場合は、それらのうち1つでも同一であれば、結合の対象になります。
結合時には、全体を結合したオブジェクトが新しく生成され、結合前のオブジェクトは削除されます。結合後のオブジェクトの性質は以下の通りです。

集成オブジェクトにまとめて設定

オブジェクトを指定して、集成オブジェクトにまとめて設定します。

代表点座標の一括設定

緯度経度座標系の地図データで、オブジェクトの代表点を緯度経度の数値で指定して設定します。

点オブジェクトの取り込み

緯度経度座標系の地図データで、点オブジェクトの座標を指定して取り込みます。

初期属性データ編集

初期属性データを編集します。非時空間モードの地図データの場合は初期属性データ編集、時空間モードの地図データの場合は初期時間属性データ編集に入ります。

時間設定

時間情報の一括設定

オブジェクトに対する時間設定を一括して行います。

継承情報一覧

時空間モードの地図データで、オブジェクトの継承設定の一覧を時間順に表示します。

オブジェクト名変更一覧

時空間モードの地図データで、オブジェクト名の変更の一覧を時間順に表示します。

ライン編集メニュー

ライン編集モードの場合に有効なメニューです。

ライン番号検索

ライン番号を指定してラインを編集します。ライン番号はラインの登録された順番につけられ、ユーザは変更できません。

ライン結合

編集対象のラインで、端点が同じラインで結合可能なラインを結合して1つのラインにまとめます。結合可能とは、端点が同じ2つのラインで、両ラインを参照して使用するラインが同一であり、その使用期間が同じ場合です。

ラインを交点で切断

編集対象のライン同士で交差するかどうかをチェックし、交差する場合は交点で両ラインを切断・分割します。

ラインの共有部分を別ラインに

異なるラインで、かつ同じ座標を持つ部分がある場合に、その部分を共有ラインとして抽出します。位相構造をもたないシェープファイルの面オブジェクトを位相構造化します。

端点結合

非結節点のラインの末端同士が近い場合に結合します。ただし、ライン結合とは違い、ラインは別々のままです。選択後に、結合する隙間のしきい値を%で設定します(0以上1%以下)。

ポイント・ループ間引き

編集対象に選ばれているのラインについて、ポイントを間引いたり、小ループを削除したりします。

ラインの取り込み

緯度経度座標系の地図データで、ラインを座標で取り込みます。

表示メニュー

プレビュー

現在の地図データを代表点などがない状態で表示します。

全体表示

地図領域全体を表示します。

オブジェクト名表示

オブジェクト名を表示する場合にチェックします。表示するオブジェクトの数が、[設定]>[オプション]オブジェクト名・初期属性の画面中の最大表示数を超える場合は表示されません。

ライン端点表示

ラインの端点に赤い印をつける場合にチェックします。

背景画像表示

背景画像を表示します。背景画像をなぞってラインを編集したりすることができます。

初期属性表示

初期属性データの値をオブジェクトの代表点に表示します。

地図データ取得メニュー

シェープファイル

GISでよく使われるデータ形式であるシェープファイルを読み込んで追加します。

Export(e00)形式ファイル

ESRI社のArc/Infoのデータ交換用のベクタデータのテキストフォーマットであるExport形式(e00)ファイルのデータを読み込んで追加します。

KML/KMZファイル

KML/KMZファイルは、Google Earthで用いられるファイル形式です。ファイルを指定して、KML/KMZファイルの点、線、面の情報を読み込むことができます。
Folderタグごとにオブジェクトグループが作成され、オブジェクトグループ名はファイル名 + . + Folderタグ内のnameタグの内容 となります。
Placemaekタグごとにオブジェクトが作成され、オブジェクト名は ファイル名 + . + オブジェクトグループ名 + . + Placenameタグのnameタグの内容 となります。
descriptionタグの内容がオブジェクトごとの初期属性データに設定されます。データの単位はSTR文字として設定されます。
ファイル中に異なる形状が含まれていても読み込めます。

基盤地図情報

国土地理院の整備している基盤地図情報を読み込んで追加します。

オープンストリートマップデータ

オープンストリートマップのデータを読み込みます。
事前にOpenStreetMapのWebサイトから範囲を指定してをデータをエクスポートします(ファイル名はmap.osm)。
オープンストリートマップのデータのうち、node要素とway要素を取得し、点・線・面の3つのオブジェクトグループに分けています。オブジェクト名には各要素のidが設定されています。
各オブジェクトがどのような要素なのかは、初期属性データを[オブジェクト編集]>[初期属性データ編集]で調べて下さい。
オープンストリートマップは背景画像として設定できますが、もととなるデータ(拡張子osm)を取得することもできます。

統計GIS国勢調査小地域データ

国勢調査の小地域データについて、統計データと境界データを統合して読み込みます。

標高データから等高線取得

さまざまな標高データから等高線データを取得し、線オブジェクトと面オブジェクトに設定します。

設定メニュー

線種設定

線種設定

ラインの線種を設定します。

線種統合

線種を統合します。

オブジェクトグループ設定

オブジェクトグループ設定

オブジェクトのオブジェクトグループを設定します。

オブジェクトグループ統合

オブジェクトグループを統合します。

方位設定

方位記号の設定を行います。

座標変換

地図データの座標を変換します。

投影法変換

緯度経度座標系の地図ファイルの投影法を変換します。

オプション

マップエディタのオプションを設定します。

時間情報の一括設定

マップエディタ上のオブジェクト編集などでオフジェクトの時間設定を行うことができますが、たくさんの時間設定を一括して行う場合はこの機能を使います。

ただし、設定できない項目としては、オブジェクトのラインの使用期間、代表点の変化、およびラインの線種の変化があります。これら以外は設定することができます。また、初期属性の一括時間設定については初期属性の設定画面で行います。

マップエディタの[オブジェクト編集]>[時間設定]>[時間情報の一括設定]から入ります。

設定方法

次のようなデータをExcel上に用意して、範囲を指定してコピーし、クリップボードから取得をクリックして取り込みます。
機能名年月日パラメータ1パラメータ2パラメータ3
機能名年月日パラメータ1パラメータ2パラメータ3
設定したい数だけ繰り返す

機能名

次の9種類の時間変化を指定できます。
機能名内容パラメータ1パラメータ2パラメータ3
新設新しいオブジェクトの開始時期を設定します新設オブジェクトのオブジェクトグループ名新設オブジェクト名*2代表点X(経度)|代表点Y(緯度)*4
合併パラメータ1で指定したオブジェクトを合併して、パラメータ2で指定する新しいオブジェクトを作成します。パラメータ1のオブジェクトには終了設定がなされ、新設オブジェクトに継承設定が行われます。新設オブジェクトの代表点はパラメータ1で最初に指定したオブジェクトの代表点になります。オブジェクト名*1合併後の新設のオブジェクト名*2新設のオブジェクトのオブジェクトグループ*5
開始既存のオブジェクトの開始時期を設定しますオブジェクト名
編入パラメータ1で指定したオブジェクトを、パラメータ2で指定したオブジェクトに編入します。パラメータ1のオブジェクトには終了設定がなされ、編入先オブジェクトに継承設定が行われます。オブジェクト名*1編入先オブジェクト名
継承パラメータ1で指定したオブジェクトを、パラメータ2で指定したオブジェクトに継承設定します。オブジェクト名継承先オブジェクト名*1
名称変更指定したオブジェクトのオブジェクト名を変更します。オブジェクト名変更後のオブジェクト名*2
名称変更逆指定したオブジェクトよりも前のオブジェクトの名称を設定します前のオブジェクト名*2既存のオブジェクト名
編入名称変更パラメータ1で指定したオブジェクトを、パラメータ2で指定したオブジェクトに編入し、同時に編入先のオブジェクト名を変更します。オブジェクト名*1編入先オブジェクト名変更後のオブジェクト名*2
終了指定したオブジェクトの終了時期を設定します。継承先オブジェクトを指定することもできます。オブジェクト名継承先オブジェクト名*1 *3
オブジェクトグループ変更指定したオブジェクトを指定した時期の前日で終了させ、別のオブジェクトグループの新しいオブジェクトに変更します。新しいオブジェクトは、旧オブジェクトの終了時の形状を保持します。通常のオブジェクトと集成オブジェクト間での変更はできません。オブジェクト名新しいオブジェクト名*2新しいオブジェクトグループ
  1. 複数のオブジェクトを指定する場合は「|」で区切って指定できます。
  2. オブジェクト名リストの複数の項目に設定する場合は、「|」で区切って指定できます。
  3. 省略することもできます。
  4. 代表点のXY座標間は「|」で区切ってください。
  5. 省略することもできます。省略すると、バラメータ1の最初のオブジェクトのオブジェクトグループ設定されます。

年月日

機能名で指定した変化が生起した年月日を指定します。指定の際は、次のように/で年月日を区切ります。
2016/12/31

設定例

合併2005/10/11京都府丹波町|京都府瑞穂町|京都府和知町京都府京丹波町|26407
編入2005/4/1京都府京北町京都市右京区京都府京丹後市|26212
合併2004/4/1京都府峰山町|京都府大宮町|京都府網野町|京都府丹後町|京都府弥栄町|京都府久美浜町
名称変更1997/4/1京都府田辺町京都府京田辺市|26211
終了2006/3/31大阪府堺市大阪府堺市|堺市堺区|堺市中区|堺市東区|堺市西区|堺市南区|堺市北区|堺市美原区
新設2006/4/1政令市・特別区部大阪府堺市|27140 135.4831008|34.5732536
新設2006/4/1堺市堺区|27141135.4831008|34.5732536
新設2006/4/1堺市中区|27142135.498636|34.5283423
新設2006/4/1堺市東区|27143135.5365907|34.5381917
新設2006/4/1堺市西区|27144135.4639723|34.5349992
新設2006/4/1堺市南区|27145135.4905681|34.4865271
新設2006/4/1堺市北区|27146135.5171778|34.5653498
新設2006/4/1堺市美原区|27147135.559833|34.538545
   

地図ファイルのプロパティ

地図ファイルのプロパティを表示・設定します。マップエディタの[ファイル]>[地図のプロパティ]から入ります。

距離を測定できる

この地図ファイルを使用している場合に、設定画面や出力画面で、距離を測定する機能を使う場合にチェックします。

スケールを表示できる

この地図ファイルを使用している場合に、出力画面でスケールをデフォルトで表示する場合にチェックします。

方位記号を表示できる

この地図ファイルを使用している場合に、出力画面で方位記号をデフォルトで表示する場合にチェックします。

地図ファイルのコメント

地図ファイルのコメントを入力します。

データ

オブジェクト数など、地図ファイルの情報が表示されます。

シェープファイル出力

現在の地図ファイルをオブジェクトグループごとにシェープファイルに出力します。マップエディタの[ファイル]>[シェープファイル出力]から入ります。

出力シェープファイル

出力するシェープファイル名を設定します。

出力オブジェクトグループ

出力するオブジェクトグループを指定します。オブジェクトグループは、点・線・面のいずれかの形状に統一されている必要があります。

時期設定

時空間モードの地図データの場合は、出力する時期を設定します。

文字コード

出力される属性データの文字コードを設定します。

出力されるデータ

出力されるファイルは、拡張子shp,shx,dbf,prjの4つのファイルです。
dbfファイルには属性データが入りますが、属性データとしてはオブジェクトごとのオブジェクト名リスト、および初期属性データが入ります。

オブジェクト検索

オブジェクト名やオブジェクトグループ・オブジェクトの形状、時期によってオブジェクトを選択します。

検索するオブジェクト名

検索したいオブジェクト名の全体または一部を入力し、検索で検索されます。空欄の場合は、他の条件に当てはまるすべてのオブジェクトが右側に表示されます。

オブジェクトのタイプ

通常または集成オブジェクトを指定します。

オブジェクトの形状

オブジェクトの形状から検索対象を限定します。

オブジェクトグループ

オブジェクトグループから検索対象を限定します。

時期限定

時期によって検索対象を限定します。

検索結果

検索結果は右側に表示され、希望するオブジェクトを選択してOKをクリックします。呼び出し元によっては、複数のオブジェクトを選択できることもあります。

オブジェクト名編集

MANDARAでは、オブジェクトに対し固有のIDとしてオブジェクト名を設定します。オブジェクト名は、異なっていれば一つのオブジェクトに複数つけることができ、これをオブジェクト名リストと呼びます。たとえば、都道府県名で「埼玉県」を示す場合、「埼玉」でも可能ですし、都道府県コードの「11」でも可能です。このように一つのオブジェクトに複数の名所をつけるのがオブジェクト名リストです。
この画面では、非時空間モードの場合のオブジェクト名リストとオブジェクト名を編集します。マップエディタの[オブジェクト編集]>[オブジェクト名編集]から入ります。

グリッド画面

グリッドには、オブジェクトグループごとにオブジェクト名リスト・オブジェクト名が並んでいます。
オブジェクト名を変更するには、それぞれのセルの値を変更します。オブジェクト名リスト名は、緑色の行に並んでおり、そこも変更できます。
オブジェクト名リストを変更するには、右クリックして次のメニューを選びます。

検索

オブジェクト名の全部または一部を指定して検索し、次の位置にグリッドを移動します。

初期属性データから追加

オブジェクトごとの初期属性データの値をオブジェクト名リストとして使用する場合にクリックします。

時間オブジェクト名編集

MANDARAでは、オブジェクトに対し固有のIDとしてオブジェクト名を設定します。オブジェクト名は、異なっていれば一つのオブジェクトに複数つけることができ、これをオブジェクト名リストと呼びます。この画面では、時空間モードの場合のオブジェクト名リストとオブジェクト名を編集します。非時空間モードのオブジェクト名編集に比べ、時空間モードのオブジェクト名編集は設定に手間がかかります。マップエディタの[オブジェクト編集]>[オブジェクト名編集]から入ります。

グリッド画面

グリッドには、オブジェクトグループごとに期間・オブジェクト名が並んでいます。オブジェクト名リストが複数ある場合は、オブジェクト名欄に/で区切られて表示されています。
オブジェクト名編集画面の場合とは異なり、直接編集はできません。左クリックすることで、当該オブジェクトのオブジェクト名の編集画面になります。

オブジェクト名リスト編集

選択しているオブジェクトグループのオブジェクト名リストを追加したり削除したりします。

検索

オブジェクト名の全部または一部を指定して検索し、次の位置にグリッドを移動します。

オブジェクト名リスト編集

時空間モードの地図データで、オブジェクトグループのオブジェクト名リストを編集します。時間オブジェクト名編集画面から入ります。

オブジェクトグループ

対象のオブジェクトグループが表示されています。

リスト

リストにはオブジェクト名リストが並んでいます。

↑↓

選択されているオブジェクト名リストの項目をの順番を入れ替えます。

削除

選択されているオブジェクト名リストの項目を削除します。

ボックス

選択されているオブジェクト名リストの項目をの名称を変更します。

追加

オブジェクト名リストの新しい項目を追加します。

オブジェクト名置換

オブジェクト名を検索し、選択して置換します。マップエディタの[オブジェクト編集]>[オブジェクト名置換]から入ります。

検索文字列

オブジェクト名から検索する文字列を入力し検索をクリックします。検索結果は右側の検索結果欄に表示されます。

置換文字列

置換後の文字列を設定します。

オブジェクトグループ

検索の対象となるオブジェクトグループを限定します。

検索結果

検索結果のオブジェクト一覧が表示されています。そのうち一部を置換したい場合は、選択しておきます。

置換

検索結果のうち、選択されたオブジェクトのオブジェクト名の検索文字列部分を指定の置換文字列に置き換えます。

すべて置換

検索結果のすべてのオフジェクトについて、検索文字列部分を置換します。

終了

オブジェクト名置換を終了します。

オブジェクト名一括変換

オブジェクト名を対応させて一括で変換します。

クリップボードから取得

クリップボードから、現在および変換後のオブジェクト名の対応表を取得して、変換対応グリッドに設定します。

変換対応

グリッド左に現在のオブジェクト名、右側に変換後のオブジェクト名を入力します。

編集対象のオブジェクトを対象

編集対象のオブジェクトのみを変換対象とします。

チェック

現オブジェクト名に、対応するオブジェクトが存在するかどうかをチェックします。

初期属性データからオブジェクト名に追加

初期属性データ項目を指定のオブジェクトグループのオブジェクト名リストに追加します。マップエディタの[オブジェクト編集]>[オブジェクト名編集]から入ります。

オブジェクトグループ

設定対象のオブジェクトグループを指定します。

設定する初期属性データ

指定されたオブジェクトグループの初期属性データがリストに入ります。そこから、オブジェクト名リストに追加したい項目を指定します。オブジェクト名リスト名には、指定したデータ項目のタイトルが設定されます。

オブジェクト名のクリック割り当て

リストから選択しながら、画面上のオブジェクトをクリックしてオブジェクト名を設定します。マップエディタの[オブジェクト編集]>[オブジェクト名のクリック割り当て]から入ります。

クリップボードから取得

クリップボードにコピーした割り当てオブジェクト名を取得します。割り当てようとするオブジェクトのオブジェクト名リスト数と横方向のセル数が同じである必要があります。

割り当てオブジェクト名

オブジェクトに割り当てるオブジェクト名のリストです。

変更の確認をする

画面上のオブジェクトをクリックした際に、変更を確認する場合にチェックします。

終了

オブジェクト名のクリック割り当てを終了します。

集成オブジェクトにまとめて設定

オブジェクトを指定して、集成オブジェクトにまとめて設定します。マップエディタの[オブジェクト編集]>[集成オブジェクトにまとめて設定]から入ります。

設定集成オブジェクトグループ

集成されたオブジェクト名が入るオブジェクトグループを指定します。オブジェクトグループが集成オブジェクトに指定されている必要があります。

クリップボードから取得

コピーしておいたデータを取り込んで、集成オブジェクト対応欄に設定します。

集成オブジェクト対応

グリッドの左側に構成要素となるオブジェクトのオブジェクト名、右側に作成される集成オブジェクト名を入れます。たとえば次のようになります。
元オブジェクト集成オブジェクト
宮城県東北
福島県東北
茨城県関東
栃木県関東
集成オブジェクトは新規に作成されます。既存の集成オブジェクト名を指定して追加することはできません。

チェック

集成オブジェクト対応欄のデータが正しいかどうかチェックします。

代表点座標の一括設定

緯度経度座標系の地図データで、オブジェクトの代表点を緯度経度の数値で指定して設定します。マップエディタの[オブジェクト編集]>[代表点座標の一括設定]から入ります。
時空間モードの地図データの場合は、オブジェクトの時期を指定します。その際、代表点の座標は最初の期間の代表点に設定されます。

並び順

下のオブジェクト名と座標欄で、座標の並び順を指定します。

オブジェクト名と座標

オブジェクト名・緯度・経度、またはオブジェクト名・経度・緯度の順に、オブジェクトの代表点を指定します。

クリップボードから取得

オブジェクト名と座標欄に入るデータをクリップボードから取得します。

チェック

指定したいオブジェクトの存在の有無、経緯度の値のチェックを行います。


点オブジェクトの取り込み

緯度経度座標系の地図データで、点オブジェクトの座標を指定して取り込みます。マップエディタの[オブジェクト編集]>[点オブジェクトの取り込み]から入ります。

オブジェクトグループ

取得する点オブジェクトのオブジェクトグループを指定します。新規の場合は名称を設定します。

並び順

右のオブジェクト名と座標欄で、座標の並び順を指定します。

クリップボードから取得

オブジェクト名と座標欄に入るデータをクリップボードから取得します。

チェック

重複するオブジェクトの有無、経緯度の値のチェックを行います。

オブジェクト名と座標

オブジェクト名・緯度・経度、またはオブジェクト名・経度・緯度の順に、オブジェクトの代表点を指定します。

参考

バージョン10からは、点オブジェクトを地図ファイル中に作成しなくても、 地点定義レイヤとして属性データ側から設定することができます。

初期属性データ編集

初期属性データを編集します。マップエディタの[オブジェクト編集]>[初期属性データ編集]から入ります。
初期属性データは地図ファイルに保存されるデータで、設定画面の白地図・初期属性データ表示機能や、属性データ編集画面で取得することができます。

画面上部

検索

データ内で検索を行います。前、次で前後のデータを検索します。

取得

オブジェクトの面積代表点を初期属性データとして取得します。

OK/キャンセル

初期属性データをOKの場合は確定し、キャンセルの場合は変更を反映せずに、編集画面を終了します。

グリッドのレイヤ・タブ

オブジェクトグループごとにタブが作成されており、グリッドにはオブジェクトごとに初期属性データが表示されています。このタブは、選択できますが、変更はできません。

グリッドの上部

グリッド上部のグレー・緑色部分は、データ項目に関する情報で、TITLE,UNIT,DATA_MISSING,NOTEタグに対応しています。

データの種類

データ項目の種類をリストから選択します。タイトル欄または単位欄に種類に応じたタグが追加されます。

空白セル

データ項目でセルが空白だった場合、欠損値扱いにするか、または空白にするか選択します。DATA_MISSINGタグに相当します。

タイトル

データ項目のタイトルを設定します。TITLEタグに相当します。

単位

データ項目の単位を設定します。UNITタグに相当します。

データ項目の注を設定します。NOTEタグに相当します。

グリッドの左側

オブジェクト名が表示されています。オブジェクトの並び順は、オブジェクト番号順です。この欄は変更できません。

グリッド中の操作

入力方法

入力したいセルを選び、もう一度クリックすると、文字を入力することができます。その状態で矢印キーを押すと、指定した方向に入力セルが移動します。

右クリックメニュー

グリッド移動のキー操作


初期時間属性データ編集

時空間モードの地図データの初期属性データを編集します。マップエディタの[オブジェクト編集]>[初期属性データ編集]から入ります。
初期属性データは地図ファイルに保存されるデータで、設定画面の白地図・初期属性データ表示機能や、属性データ編集画面で取得することができます。
初期時間属性データ編集画面では、時間情報を付与した初期属性データを編集することができます。

メニュー

画面上部

オブジェクトグループ

初期時間属性データを編集するオブジェクトグループを選択します。

時期限定

グリッドのオブジェクトを指定した時期に存在するオブジェクトに限定します。

オブジェクト名検索

グリッドのオブジェクト名で検索を行います。前、次で前後のオブジェクトを検索します。

OK/キャンセル

初期時間属性データをOKの場合は確定し、キャンセルの場合は変更を反映せずに、編集画面を終了します。

グリッド

タブには、選択したオブジェクトグループの初期時間属性データ項目が示され、グリッドにはオブジェクトと当該データ項目の値が、時期(または期間)ごとに並んでいます。
画面上を左クリックすると、当該オブジェクトのデータ項目に対して、初期時間属性オブジェクトデータ編集画面に入り、オブジェクトのデータ値とその時期(期間)を設定できます。

初期時間属性データ項目

初期時間属性データ項目のタイトル、時間設定等の設定を行います。マップエディタの初期時間属性データ編集画面の[初期時間属性データ項目編集]>[追加]または[新規]から入ります。

タイトル

初期時間属性データ項目のタイトルを設定します。

時間設定

初期時間属性データ項目は、時点のデータと期間のデータに分かれます。
時点のデータとは、変動するデータのある時点の情報を抽出したデータになります。たとえば東京都の2015年10月1日の人口、などが該当します。
期間のデータとは、データの変化を開始・終了の期間を設定できるデータとなります。たとえば、東京都知事の氏名などが該当します。

単位

通常のデータ、カテゴリーデータ、文字データから選択します。通常のデータの場合は、下のボックスに単位を指定します。

空白データは欠損値

空白データが欠損値の場合にチェックします。

所定時期以外を指定した場合の処理

時間設定で時点を指定してある場合に、指定時点以外の時間を指定してデータを取得しようとした場合の処理方法を設定します。
単位がカテゴリーデータまたは文字データの場合は、欠損値または近い時期の値からしか選べません。
期間データの場合に、期間外の時期を要求された場合は、欠損値を返します。

注釈

データ項目の注釈を設定します。

初期時間属性オブジェクトデータ編集画面

オブジェクトごとに指定の初期時間属性データを編集します。オブジェクト編集パネルの属性データ欄、または初期時間属性データ編集画面のグリッドをクリックして入ります。

オブジェクト名

選択したオブジェクトのオブジェクト名が表示されています。

初期時間属性データ項目

設定する初期時間属性データ項目の情報が表示されています。

データ

設定されているデータ値とその時期(または期間)のリストが表示されています。修正する場合は選択します。

時期参照

オブジェクトで関連する参照時期がある場合に表示されています。当該時期をデータの時期に設定したい場合は、設定するをクリックします。

設定

データ欄で指定されているデータの値および時期を設定医します。

値追加

新しくデータ値を追加します。

値削除

データ欄で選択されているデータ値を削除します。

初期時間属性データ一括設定

選択されたオブジェクトグループの初期時間属性データ項目のデータ値をクリップボードから取得して一括設定します。初期時間属性データ編集画面の[データ値]>[一括設定]から入ります。

初期時間属性データ項目

データを設定する初期時間属性データ項目の情報が表示されています。

クリップボードから取得

クリップボードにコピーしてあるデータをデータ欄のグリッドに設定します。

チェック

データ欄をチェックして、設定可能かどうか調べます。

データ欄

データ項目が時点データの場合は、オブジェクト名-時期-値の順に並びます。期間データの場合は、オブジェクト名-開始時期-終了時期-値の順に並びます。
オブジェクトは選択されているオブジェクトグループのものである必要があります。
時期は、年/月/日で設定します。たとえば2010/10/1のように入力します。

注意


ラインの取り込み

緯度経度座標系の地図データで、ラインを座標で取り込みます。マップエディタの[ライン編集]>[ラインの取り込み]から入ります。

線種

取得するラインの線種を設定します。新規線種の場合は名称を設定します。

並び順

座標の並び順を設定します。

クリップボードから取得

ラインの座標値をクリップボードから取得して右の座標欄に設定します。

チェック

緯度経度の値が正しい範囲に収まっているかチェックします。

座標

ラインの座標を入力します。複数のラインを同時に取り込みたい場合は、ラインの間を空白の行で区切ります。

マップエディタプレビュー

現在の地図データを代表点などがない状態で表示します。色塗りなどはできません。マップエディタの[表示]>[プレビュー]から入ります。

オブジェクトグループ

表示するオブジェクトグループにチェックします。点オブジェクトの場合は○で表示されます。

時期

時空間モード地図ファイルの場合は、表示する時期を指定します。

画像保存/コピー

画像をファイルに保存するか、クリップボードにコピーします。

初期属性表示

初期属性データの値をオブジェクトの代表点に表示します。マップエディタの[表示]>[初期属性表示]から入ります。

初期属性を表示

初期属性を表示する場合にチェックします。

表示データ

表示するオブジェクトグループとその初期属性データを指定します。複数の初期属性データ項目を表示することはできません。
時空間モードの地図ファイルの場合は、時間限定されている場合に表示されます。
データ値を表示するオブジェクトの数が、[設定]>[オプション]オブジェクト名・初期属性の画面中の最大表示数を超える場合は表示されません。

文字

表示されるデータ値の文字色とサイズを指定します。サイズの単位はピクセルです。


Export(e00)形式ファイル読み込み

ESRI社のArc/Infoのデータ交換用のベクタデータのテキストフォーマットであるExport形式(e00)ファイルのデータを読み込みます。拡張子がe00となっています。マップエディタの[地図データ取得]>[Export(e00)形式ファイル]から入ります。

読み込む内容

e00ファイルにはいろいろな要素がまれていますが、MANDARAで取り込むのは、ARCのデータではARC、PAL、LAB、CNTセクションです。
LABセクションは、ARCおよびPALセクションが無い場合に限り、読み込まれます。
INFOの部分では、AAT(Arc Attribute Table)、PAT(Polygon or Point Attribute Table)セクションの属性データを初期属性データとして取り込みます。
AATは線形状、PATは点・面形状のオブジェクトのデータです。

読み込むe00ファイル

下の追加で追加したe00ファイルの一覧が表示されています。選択したe00ファイルの情報が右側e00ファイル情報に表示されます。

追加

読み込むe00ファイルを追加します。ファイル選択画面では複数のシェープファイルを選択することができます。

取り消し

選択したe00ファイルをリストから取り消します。

全て取り消し

e00ファイルのリストをクリアします。

投影法

緯度経度座標系のe00ファイルで、新規の読み込みの場合の投影法を設定します。緯度経度座標系以外の場合は無視されます。

e00ファイル情報

読み込むe00ファイルで選択しているe00ファイルの情報が表示されています。

座標系

データの座標系を指定します。平面直角座標系の場合は系番号も指定します。
その他の場合は、e00ファイルの座標値がそのまま使用されます。

測地系

e00ファイルの測地系を指定します。

次の座標系の組み合わせは読み込めません


基盤地図情報読み込み

国土地理院の整備している基盤地図情報のデータを読み込みます。マップエディタの[地図データ取得]>[基盤地図情報]から入ります。
基盤地図情報のWebサイトからデータをダウンロードし、展開して1つのフォルダにまとめて入れておいて下さい。

データフォルダ

読み込みたい基盤地図情報のファイルが含まれるフォルダを指定します。

取得項目

基盤地図情報はファイルごとに含まれる項目が決まっています。取得したい項目を選択します。

投影法

新規の読み込みの場合は、取得後の投影法を設定します。

該当ファイル一覧および取得ファイル選択

取得項目でチェックした項目で、指定したフォルダに含まれるファイル一覧が表示されます。そのなかから、取得したいファイルを選択します。ファイル名の中の6桁の数字は3次メッシュコードをシマし、その後ろのアルファベットは項目の種類、その後ろが作成日を示します。
これらの項目のうち、「建築物」「建築物の外周線」「道路縁」はデータの量が多く、取得時にエラーが発生することがあります。

統計GIS国勢調査小地域データ

国勢調査の小地域データについて、統計データと境界データを統合して読み込みます。設定画面の[ツール]>[統計GIS国勢調査小地域データ]または、マップエディタの[地図データ取得]>[統計GIS国勢調査小地域データ]から入ります。

統計GISとは

「統計GIS」とは、国の実施している統計の多くが公開されている政府統計の総合窓口の中の「地図で見る統計(統計GIS)」のことです。このサイトでは、WebGISで地域の統計データを見ることができるだけでなく、町丁・大字単位の小地域統計を地図データとともにダウンロードすることができます。
 ダウンロードできる地図データはシェープファイルですが、統計データは別のテキストファイルとして用意されており、両者の結合には手間がかかります。そこで、MANDARAではダウンロードしたシェープファイルと、統計データのファイルを自動的に結合させ、地図ファイルを作成できるようにしています。
 この機能で利用できる統計データは、「平成12年国勢調査(小地域)」と「平成17年国勢調査(小地域)」、「平成22年国勢調査(小地域)」、「平成27年国勢調査(小地域)」の4種類です。

準備

「地図で見る統計(統計GIS)」から、統計データと境界データをダウンロード・解凍して、解凍したファイルをすべて同じフォルダに入れておきます。統計データのダウンロードの際、「秘匿情報」は不要です。また、境界データは「Shape形式」のファイルをダウンロードします。
 同時に複数の市区町村・統計データを取得する際も、同じフォルダに入れて下さい。

画面構成

データフォルダ

データの入っているフォルダを指定します。

取得都道府県・市区町村

データフォルダに含まれる都道府県や市区町村の一覧(シェープファイル名)が表示されるので、取得したい地域にチェックします。

オブジェクト名

名称 町丁・字等の名称をオブジェクト名に設定します。先頭に都道府県名をつける場合は、都道府県名をつけるにチェックします。
KeyCode をオブジェクト名に設定します。KeyCodeとは、町丁・字ごとにつけられたコード番号です。

水面オブジェクトを取得する

港湾を含む市区町村には、水面オブジェクトが含まれますが、通常人口は0人です。取得したい場合にチェックします。

属性データ

※設定画面から入った場合は、設定できません
CSVファイルに出力 属性データをMANDARAタグのついたCSVファイルで出力し、Excelで開きます。
地図ファイル中の初期属性データに保存 地図ファイル中の初期属性データに追加します。一覧は[オブジェクト編集]>[初期属性データ編集]から見ることができます。
属性データ項目には、データのほかに都道府県名、市区町村名、町丁名、KEYCODEが追加されます。
また、データ項目には属性ファイルごとに「秘匿先」「合算」データが含まれます。これは下の秘匿値に関係するデータです(ただし、データの年次によっては含まれないことがあります)。

秘匿値

数値が少ない集計単位では、特定を防ぐためデータが隣接の集計単位に合算され、もとの集計単位は秘匿値とされることがあります。秘匿値の扱いを設定します。
0にする 秘匿値を0に設定します。
欠損値にする 秘匿値を欠損値に設定します。

取得後

設定画面の場合

データ項目を選んで描画します。保存する際は、地図ファイル付属形式 mdrmとなります。

マップエディタの場合

まず地図ファイルとして保存します。データを地図化するには、CSVファイルに出力した場合はCSVファイルを設定画面で読み込み、データを初期属性データに入れた場合は、設定画面から白地図・初期属性データ表示を使います。

標高データから等高線取得

さまざまな標高データから等高線データを取得し、線オブジェクトと面オブジェクトに設定します。マップエディタの[地図データ取得]>[標高データから等高線取得]から入ります。

取得標高データ

取得する標高データを指定して下さい。データはダウンロードするなどしてフォルダに入れておく必要があります。
数値地図50m/250m/1kmメッシュ国土地理院が作成し、日本地図センターから販売されているメッシュ標高データですが、現在は販売されていません。
基盤地図情報5mメッシュ標高国土地理院が作成し、基盤地図情報のWebサイトから全国を無料でダウンロードできます。航空レーザー測量により作成された詳細な標高データです。
基盤地図情報10mメッシュ標高国土地理院が作成し、基盤地図情報のWebサイトから全国を無料でダウンロードできます。1/2.5万地形図の等高線から作成した詳細な標高データですが、1m単位で取得してもきれいに取得できないので、10m単位の標高値の指定が適当です。
SRTM30/30PlusSRTM(Shuttle Radar Topography Mission)はスペースシャトルからのレーダーにより測定された標高データです。世界中の標高が30秒間隔で入っており、NASAのホームページから無料でダウンロードできます。
 SRTM30Plusは、SRTM30の陸上データに、海面下の水深情報を付加したもので、Webサイトからダウンロードできます。SRTM30よりも最初からこちらをダウンロードして使用した方が便利でしょう。
  なお、ダウンロードしたファイルは巨大なため、MANDARAでは取り込みやすいように分割する必要があります。分割にはSRTM30/Plusコンバータボタンをクリックして下さい。
SRTM3SRTM30の間隔を3秒にしたものです。
ASTER GDEM日本の経済産業省とNASAが共同で作成している標高データです。メッシュの間隔は1秒間隔で、欠落値も少ないのでSRTM3よりもこちらの方が便利です。ダウンロードに際してユーザー登録の必要があります。ダウンロードしたファイルを見ると_「~dem.tif」と「~num_tif」の2種類のファイルがありますが、MANDARAでは「~dem.tif」しか使いません。最近、ダウンロードサイトがよく分からなくなりました。
ETOPO5NOAAが配布している標高・水深データで、Webサイトからダウンロードできます。メッシュの間隔は5分間隔のため、大陸など広い範囲の等高線を取得するのに適しています。MANDARAでは「ETOPO5.DOS」のファイルを使用します。

SRTM30/Plusコンバータ

SRTM30またはSRTM30Plusのダウンロードしたファイルを、MANDARAで読み込めるようファイルを分割します。

データフォルダ

指定したデータが含まれるフォルダを設定します。

取得等高線

テキストボックスに等高線の値を入力し追加をクリックします。または、クリップボードにまとめてコピーした値をクリップボードから追加で取り込みます。
削除で選択した等高線を、すべて削除で追加したすべての等高線をクリアします。

右側地図

設定した標高データを取得する範囲を設定します。数値地図または基盤地図情報が選択されている場合は日本地図が表示され、それ以外の場合は世界地図が表示されています。
左上には、日本地図の場合はマウス地点のメッシュコード、世界地図の場合は緯度経度が表示されます。
右上のリストボックスでは、背景の画像を地理院地図とオープンストリートマップから選べます。世界地図の場合、投影法の関係で、背景画像と輪郭線がずれます。

作成されるライン・オブジェクト

変換後には、等高線ごとに線種が設定されます。また、周辺の枠部分にのラインが作成され、線種が設定されます。
オブジェクトグループとしては、次の3つが作成されます。
等高線オブジェクト 線形状で、標高ごとに作成されます。
枠線オブジェクト 線形状で周辺枠部分を構成しています。
等高線(面)オブジェクト 面形状で、等高線の間を塗りつぶす場合に使用できます。

SRTM30/30Plusコンバータ

SRTM30およびSRTM30Plusのファイルは、サイズが大きいため、範囲を指定して読み込むには適していません。そのためMANDARAで読み込めるファイルに分割します。標高データから等高線取得画面のSRTM30/Plusコンバータボタンから入ります。

変換データ

変換したいデータを選択します。

SRTM30/30Plusフォルダ

変換したいデータのファイルが含まれるフォルダを指定します。

変換ファイル出力フォルダ

分割したファイルを保存するフォルダを指定します。

ファイル変換

変換作業が行われます。

線種設定

ラインの線種を設定します。マップエディタの[設定]>[線種設定]>[線種設定]から入ります。

編集する線種

データを編集する線種を選択します。↑↓で並び順を入れ替えます。

線種追加

新しい線種を追加します。ただし、パターンはマップエティタ上では反映されません。新規の線種をオブジェクトで使用するには、オブジェクトグループごとに、どの線種を使用するかを設定する必要があります。オブジェクトグループ設定で設定してください。

線種の名称

選択した線種の名称を設定します。

タイプ

線種には通常の線種とオブジェクトグループ連動型の線種があります。オブジェクトグループ連動型線種については下記をご覧下さい。

パターン

表示される線種を変更します。

線種削除

選択されている線種を削除します。ただし、現在オブジェクトで使用されている場合は削除できません。

オブジェクトグループ連動型線種

オブジェクトグループ連動型線種とは、当該線種を使用するオブジェクトグループの種類に応じて、階層的にパターンが選択される線種を言います。

 たとえば、オブジェクトグループとして、「市町村」と「県」が含まれる地図ファイルを想定します。
 そして、行政界において、県界を太線に、市町村界を細線に分けたいとします。そうした場合に、「県界」「市町村界」と別々の線種に設定することもできます。
 一方で、本来的に「県界」とは、「県」オブジェクトが使用しているラインが「県界」となるはずです。したがって、県オブジェクトがラインを使用している場合は「県界」そうでないばあいは「市町村界」と定義することができます。この方法が「オブジェクトグループ連動型線種」となります。
 この場合、線種の名称に「行政界」と入れます。そして、「オブジェクトグループ連動」欄で「追加」をクリックし、リストに「県」を入れ、その右側にパターンを設定します。
 MANDARAにおいては、設定画面で属性データを読み込み後、当該ラインが地図ファイル中で「県」オブジェクトに使用されているかどうかをチェックして、使用されている場合は「県」として設定したパターンでラインを描画します。

オブジェクトグループ連動フレーム

↑↓

オブジェクトグループのチェック順を移動します。上のあるほど優先順位が高くなります。

パターン

表示される線種を設定します。

追加

連動オブジェクトグループを追加します。

削除

連動オブジェクトグループを削除します。

レイヤ内での使用に限定

通常の設定では、地図ファイル内でラインが当該オブジェクトグループで使用されているかをチェックします。しかし、この欄にチェックを入れると、属性データのレイヤ内で当該オブジェクトグループが使用されている場合のみ、線種が設定されます。

線種統合

線種を統合します。マップエディタの[設定]>[線種設定]>[線種統合]から入ります。

統合する線種

統合する線種にチェックします。最低2つの線種を選択する必要かあります。ただし、オブジェクトグループ連動型線種は選択できません。

統合後の名称

統合後の線種の名称を設定します。

パターン

統合後のラインパターンを設定します。

オブジェクトグループ設定

オブジェクトのオブジェクトグループを設定します。マップエディタの[設定]>[オブジェクトグループ設定]>[オブジェクトグループ設定]から入ります。

編集するオブジェクトグループ

データを編集するオブジェクトグループを選択します。↑↓で並び順を入れ替えます。

グループ追加

新しいオブジェクトグループを追加します。

オブジェクトグループ

選択したオブジェクトグループの名称を設定します。

オブジェクトのタイプ

通常集成からオブジェクトのタイプを選択します。集成オブジェクトについては下をご覧下さい。

オブジェクトの形状

オブジェクトグループに含まれるオブジェクトの形状を点・線・面から指定します。指定なしも選択できますが、設定ミスをなくすためにできるだけ指定して下さい。

マップエディタ上の代表点の色

代表点の色を設定することで、マップエディタ上でオブジェクトグループの違いをすぐに見分けることができるようになります。

使用する線種

オブジェクトのタイプで通常が選択されている場合に表示され、当該オブジェクトが使用する線種を指定します。

使用するオブジェクトグループ

オブジェクトのタイプで集成が選択されている場合に表示され、当該オブジェクトが使用するオブジェクトグループを指定します。

グループ削除

選択中のオブジェクトグループを削除します。地図データ中にオブジェクトとして存在しているオブジェクトグループは削除できないので、事前にオブジェクトを削除しておく必要があります。

集成オブジェクト

オブジェクトには、直接ラインを参照して構成される通常のオブジェクトと、複数のオブジェクトを合成して構成される集成オブジェクトの2種類があります。
集成オブジェクトを使用すれば、市町村のオブジェクト集成して県のオブジェクトを作ったり、鉄道路線の駅間オブジェクトを集成して路線オブジェクトを作成することができます。これによって、オブジェクトの作成・管理が容易となります。

オブジェクトグループ統合

オブジェクトグループを統合します。マップエディタの[設定]>[オブジェクトグループ設定]>[オブジェクトグループ統合]から入ります。

統合するオブジェクトグループ

統合するオブジェクトグループにチェックします。最低2つ選択する必要かあります。選択の際、異なる形状のオブジェクトグループ、通常と集成のオブジェクトグループ、メッシュオブジェクトグループの場合は統合できません。

統合後の名称

統合後のオブジェクトグループの名称を設定します。

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