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関東大震災・震災復興52小公園・小学校の現状(2013年)

東京の関東大震災の焼失地域に作られた、52箇所の復興小公園を地図化しました。各公園はすべて復興小学校に隣接していましたが、現状を見ると、16の小学校が移転・統合等で消滅しています。小学校の跡地は保育園、病院、老人ホーム、再開発ビルなど様々な土地利用に変化しています。

公園はあまり変化していませんが、小学校に吸収されてしまったものが2箇所、消滅してビルになったものが1箇所です。このことから、小学校よりも公園の方が土地利用の永続性が強いといえるでしょう。

小学校と公園が隣接された理由としては、災害時の避難所としての役割のほか、狭小な敷地を補助する校庭の延長としての役割もありました。

小学校と公園の隣接関係には、道路を挟んだケースと、挟まないケースがあります。見学に行く時は注意するといいでしょう。

東京のこの地域以外にも、名古屋市、大阪市の都心とその周辺部でも学校と公園が隣接しているケースが見られます。これは戦災復興土地区画整理事業に伴って作られたと推測されます。

札幌市や神戸市のニュータウンでも同様のケースが見られます。これは戦後のニュータウン造成に伴うものです。

参考:
石山千代・北沢猛・西村幸夫・窪田亜矢 2001.震災復興小公園と小学校の関係に関する研究 - 52箇所の空間構成と利用の変遷過程を中心に -.都市計画. 別冊, 都市計画論文集 36, 235-240.
神奈川大学非文字資料研究センター「関東大震災復興データベース

作成 埼玉大学教育学部 谷謙二(人文地理学)2013/10/2